思い入れと完成度は、なかなか比例しないと思い知らされたキットです。

制作期間2年半も掛かって途中ですっかり飽きてしまい、非常に勿体無いです。

プロバンスでも同様の車が20年以上前にキット化されており、作りかけたこともありましたが、それに比べこのテクノモデルのE-Typeはプロポーション、パーツ構成、どれをとっても現代風味で10倍満足できます。

このライトウェイトE-Typeは台数からすれば、あのFerrari250GTOよりも少ないようで、非常に稀少価値が高い上に、カニンガムチームが1963年のルマンにエントリーしたレジストレーションナンバー5114WK,5115WK,5116WKの3台はさらに伝説級で、E-Type好き垂涎の一品です。

さてキットの方はというと、準素組の予定で作り始めて気付いたら泥沼に落ちていたような感じです。

制作に時間を掛けていたようでいて、素材が良くボディプロポーションには手を入れてないので、集中力が続かなかった点は残念ですが、細かいディテールに集中でき、楽しめました。

メタルの塊からドリルレースしたフェーラーキャップは結構気に入ってます。

テールランプ基部も結構苦労した所で、既にレジンが収縮して塗膜にヒビが入り始めました。

青いストライプはデカールの印刷がショボイくムラがあるので塗り分けるべきでした。

実は3箇所も完成していない部分があるのですが、内緒。

ライトウェイトE-Typeへの愛、感じとっていただけますでしょうか。

人に頼んでもこんな感じにはならないよなー、と思いながら自分のためだけに、自分で作るのが楽しいのですなー