この記事の工作はほとんど23-25日の3連休に1日あたり3,4時間くらい作業した結果です。

資料

ここ2年程この手の真鍮キットを作りたくていろいろウォッチしていたなかで、一番参考になりそうな本はネコパブリッシングのCRAFT MODELSシリーズです。カラー写真で組み立て行程が見られてどこにどのような部品が付いていくのかわかりやすいです。

特に今回は珊瑚C55の北海道型そのものずばりを製作記事にしているCRAFT MODELS 3を一番参考にしました。参考とは言っても有名製作者の超絶完成品レベルの記事なので、あくまでも部品がどこに付くかなどの確認程度にとどめました。そのほかにもCRAFT MODELS 7にはアダチのC62素組記事が載っており蒸気模型製作のイロハ的に参考になります。

また鉄道模型の老舗、鉄道模型趣味もBookOffで105円でゲットして何冊か積んであります。どちらにしても、今回は初なので、基本に忠実につくるだけで精一杯です。

実車資料は自分で撮った鉄道写真と言いたいところですが、それは残念ながら間に合わなかったので、これまたネコパブリッシングの国鉄時代 2008年 11月号 vol.15あたりを買ってみました。。。あんまり模型製作の参考にはならないかも。梅小路にはC55-1があるのでそれの写真があるとなおいいでしょう。

製作開始

組み立て説明書をみるとこんな感じです。最近のタメオよりは不親切かも。機関車のことが分かっていなければ、どこに何が付くかはわかりにくいです。なので上記参考図書が必要です。

上画像の通り主台枠(シャーシフレームに相当)から作っていきます。とはいっても仮組済みですので、動輪を外します。

イコライザー(サスアームに相当)を留めるねじ用にナットを締める道具も作るのです。ここが第一難関か?半田付けのウデが工作開始前に試されるのです。

必死なので画像撮っている余裕はありません。

シリンダーも仮組します。これも治具がついていて平行が出しやすいです。アルミが半田でくっつかないので大変ありがたいです。後ろに転がっているのは主台枠表面のディテールエッチングでこれも半田で表面へくっつけるのです。

後梁(リアバンパーに相当)付近と火室下(オイルパンに相当)も出来たので、仮組のシリンダーの上にボイラーを乗っけてみます。

良さそうなのでシリンダーのディテールを半田付けしていきます。アルミの洗濯ばさみで保持して裏からつけます。

表からはこんな感じ。

シリンダーも部品を全て付け終わったのでボイラーを載せてみます。ジグがあるとは言え水平垂直やつじつまの合わせなどかなり気を遣いながら作業します。煙室前端は手すりも全て一体で抜けていて驚きのロストワックスです。扉のヒンジ穴も抜けています。開閉式にもできます。

火室の下側なんというかこの辺の備品も全て半田付けしていきます。

ボイラーを載せて水平を確認。キャブ(操縦室に相当)の床板も仮組してあります。

この辺までがインストの1P-2Pの作業です。ボイラーは違いますけど仮組しないと死ぬのです。

次なる行程の3P-4Pです。分かっている人にしか分からないけどこれでもかなり親切な方らしいです。

各パーツは行程ごとに小袋に分けられていて、いろんな袋を開封して部品がバラバラなってしまうことが防げます。

左が今か組む先台車(前にある補助輪)です。右は従台車(後ろにある補助輪に相当)です。

これが組んだ先台車

ボイラー周辺部品を借り組のために出してしまいましたが、小袋6袋くらいの部品が組みおわりました。下回りはだいたいそろったようです。

モーターとギアボックスも含めて仮組しました。ピストンの動きも確認しました。手前に転がっているのが反対側のピストンです。ここまではあらかじめ組み済みです。

ボイラーを載せてみました。13mm採用により狭軌感があり満足です。

スケール感が分かりにくいですけど実は結構小さいのです。

半田コテはグットの66Wがあれば十分なようです。30Wくらいのもありますが、今回は使ってません。

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パワーパックをつなげて試運転します。

日曜日の午後に走りそうだったので、急遽エコーモデルまでいってパワーパックその他を買い出してきました。車で20分程度なのでこれからも行きたいです。

「13mmのC55を作っていて試運転したい」と伝えると、「カトーの一番安い奴で十分ですよ」。と教えてもらい購入しました。その他にも布巻管という布を巻いたような螺旋模様の入った真鍮線も欲しいと伝えたところ「どこに使うサイズが必要ですか?」と聞かれまして、「珊瑚のC55に使いそうなのを適当にお願いします」と0.4,0.6,0.6,0.8mmそろえてもらいました。なんというか専門用語が分からない素人なので、知ったかぶりぜずに正直に言うと店員さんのお勧めを出してくれて、ありがたかったです。

モーターに直結だけど走った走った。流し撮り!いやー走るねー楽しい楽しい。

ここまで長すぎてすいません。つづくのです。

1件のコメント

  1. うお〜羨ましい〜楽しそう〜!!!もう形になってるじゃないですか!なんか情熱回復しそうですね。いや〜欲しくなって来ましたよ。とりあえずこのブログが最高のお手本になりそうです。さすがデモさん懐が深いです。

  2. こらまたDeepな世界に行ってしまわれましたな~。
    過去に色々あって鉄道模型マニアって方面には物凄い偏見を持ってる私でありますが邪見にしないでね♪(笑)
     昔友人でNゲージやってる人が居て、高価な蒸気機関車を走らせてるのを見せて貰ったことがあるんだけど、あの輪駆動の再現は見てて感動しますな。

     真鍮布巻き線は私も重宝しております。焼き鈍してエンジン周りの配管に使えば、これが中々良い感じ。

    @河童
  3. >tatsuroさん
    なんかおっかなびっくりですけど、問題は全部ハンダづけしなきゃ行けないことと、走らなければ行けないことでしょうか。どちらも43では無い縛りです。
    最近レジンキットばかりでハンダづけしてなかったので新鮮です。

    デモドリ
  4. >@河童さん
    鉄道模型方面はイロイロと他の模型ジャンルとは違う濃さがあり、私もSL作るだけとか、ウワベだけのおつきあいで終わりそうです。というか、その辺に留めたいのが正直なところです。
    エコーで入手した中ではアルミの洗濯バサミがヒットでした。

    デモドリ
  5. 北京モデラー会にもいますよ、鉄の人。
    中国鉄道機関車フルスクラッチするツワモノが。

    作ってるやつ見せてもらったんですけど、恐ろしいモノでした。あれは是非見てもらいたいですわ

    ワタナベ
  6. >ワタナベさん
    フルスクラッチ!機関車系は行き着く所はそこらしいですね。
    ライブスチームも楽しそうだと聞きます。
    奥が深すぎてずぶずぶずぶー

    デモドリ
  7. 粘土細工にはまったかと思えば今度は鉄の模型へ…とことん、作ることが好きなのですね。
    私はこっちの世界は実物も模型もとんと疎いのですが、キットの質の高さから文化の深さが感じられますね。
    カーモデルはほかに比べたら、まだ歴史が浅いように感じます。それだけにまったりしてて居心地が良いのかも知れませんが、他のジャンルから学ぶことは多そうです。
    それでは、良いお年を!

    おひつじ@tak
  8. >おひつじ@takさん
    ほんとアホかと思うほどイロイロなジャンルをつまみ食いしております。
    どのジャンルも作る人の減少に苦慮しているようです。
    43モデラーのテクがあればどんなジャンルでもこなせます。

    >ロースさん
    おめでとうございます。
    今年こそ徹夜せずに行きたいです。とか言いながら昨晩は徹夜でした。(笑

    デモドリ

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