寂しきかな

「ブルートレインあけぼの」の定期運用が終わろうとしている。まだ10日ほど残っているが、定期運用の「あけぼの」を題材にした当blogエントリーはコレが最後となる公算が高い。人間ではないがR.I.Pといった心情になってしまった。

2009年9月より始めた撮り鉄趣味は「あけぼの」朝練から学ばせてもらったことが多い。

最初に撮ったEF64-37「あけぼの」は完全なる失敗。構図も日の丸で笑っちゃうくらいだ。

カメラのAFがピントを失ったのも想定外。

EOS-5D EF70-200/4

ピントが戻ったときには通過していた。この時期の5DのAFは頼りにならないことがよくわかったのであった。

撮影ポイント選びの面でも、列車に被る障害物も多く、経験が足りない今は自分で見つけたと思いこんだ撮影地では満足行く絵が撮れないことも痛感した。

蕨駅ホームへポイントを変えなんとか捕らえることができた。

EOS-5D EF70-200 /4

試行錯誤をしているうちに、この年で0番台の37-38は「あけぼの」運用から外れてしまった。

無念だが撮れる時に捕らえられないと二度と機会が無いという良い教訓になった。

翌年には、ただ一度だけ(翌々年はチケットは取ったが台風で運休となっため)カミサンの実家へ娘と共に乗車することができた。

撮影ポイントも蕨駅先端を脱し、跨線橋へ移った。

EOS-5Dmark2 EF100-400/F4.5-5.6 オール金帯! [デカイ画像リンク]

そしてついに脚立を導入した。

南浦和のSカーブへ行く準備は出来た。

実は始めた2009年にも同じポイントの下見はしたが、フェンスを越えるためのデカイ脚立に高い三脚と、ポイントのハードルの高さ(もといフェンスの高さ)にビビッテ避けてきたのであった。

EOS-5Dmark3 + EF300/2.8 x2 [デカイ画像リンク]

そして今朝は練習の集大成。

長らくSカーブで捕らえられなかった1031号機がローテションに入っているということで、5時に目覚ましをセットして10時には就寝した。

目が覚めたのは3:45である。空には薄い雲が見えるが、とにかくチャレンジするため家族を起こさないよう静かに身支度を終えポイントへ向かった。

連日10人以上の賑わいを見せるポイントも2時間以上前では誰もいない。

最終的には10人ほどにふくらんだ同業者と冬の「あけぼの」を捕らえた。

線路には日が差さない条件ではあるが、個人的には出し切った感がある。

ちょっと傾いてたり手前の雑草ちゃんが朝日を浴びて輝いていたり、ツッコミどころあるがコレが今の実力だす。

「あけぼの」今までありがとう。

EOS-5Dmark3 + EF300/2.8 x1.4  [デカイ画像リンク]

盆暮れには臨時列車としての復活「あけぼの」運用は6両編成の姿で、地元で撮影する気になるかどうか微妙だが、

帰省先の酒田ではネタとしてありがたくちょうだいする予定。

1件のコメント

  1. デモさん
    私は5枚目のあけぼのが好きです。
    あどけなさの残る娘さんの写真もかわいいです。
    随分と大きくなりましたね!

    知也
  2. >知也さん
    たった2,3年前なんですけど、えらい昔な気がしてきます。
    あっという間ですね。

    デモドリ
  3. 先日はお疲れ様でした!
    0番台の画像は貴重ですね。
    デカイ画像…しっかり保存させて頂きました♪
    撮り鉄を始めようかと思いましたが、撮影対象が少なく躊躇しております。。。

    先ずは185の踊り子に乗って来ようかな。

  4. >毒さん
    0番代は結局1年しか牽引しなかったんですよね。
    前年まではEF81牽引で上野まで来ていたという…

    国鉄時代の車両はだいぶ少なくなってきましたので、被写体にこだわるには辛い時代になりました。
    私も後2年速く始めていれば、富士はやぶさや長い583なども撮れたのに、と後悔しています。
    でも、まだなんとか北斗星が残ってます。噂では来年3月で終わりかも。

    デモドリ

コメントは受け付けていません。